2012年10月29日月曜日

WAR HOUND Interview




先日のJapan Tourが記憶に新しいWar Hound。
個人的に関東・東北ツアーに帯同し、彼らの等身大過ぎる姿と、
ここ数年でベストアクトなライブの数々を見させてもらいました。
War Hound一の等身大と言える、ボーカルのJonにインタビューしました。

Interview:Jon Ortiz
Interviewed by Deltro



1.まずはバンドの紹介をしてもらえますか?

War Houndは俺(Jon)がボーカル、ギターのRonnie、ドラムのNicoとベースのSergがメンバーだね。




2.War Houndというバンド名の由来について教えてください。

War Houndは社会性や普遍性といった気質に反対するって意味だよ戦争に行くってことは何があっても信念、真実を自分自身の中に持つことだしね。
新しい事に挑戦したかったんだ。Hardcoreの中ではいまいち挑戦しきれてなかったからね。
俺らの夢はHardcoreはこう在るべきっていう普遍性に対抗し続けることなんだけど、今のところはやりたいようにやってるって感じかな。
Hardcoreは人生で、俺らが反抗しても良いんだよっていうメッセージを受け取ったように、今はそうやっているよ。
俺らはそれに関してプライドを持っているし、だれも奪えないものだね。もし何かおかしいと感じたなら、そっくりのコピーのようにやる必要もないしね。


3.War Houndのメンバーは全員シカゴですか?いつ、どのように結成したのか教えてください。

全員シカゴって訳じゃないんだ。RonnieはCorona出身だし、Sergはインディアナだしね。Nicoと俺はシカゴ郊外だね。俺らは全員Hardcoreを通じて知り合ったし、それからずっとブラザーだね。


4.先日、無事にJapan Tourを終えました。ツアーはどうでしたか?日本のことや日本のバンドについての感想も聞かせてください。

最高だったね!ただ単に日本は凄かった。多くの人が日本のHardcoreはやばいって事をしらないと思うんだ。

    

俺らはアメリカに帰ってからはずっとみんなに日本のHardcoreはやばいって言いまくってるよ。アメリカと日本の文化はかなり違うってこともわかったし。みんな団結してるし、本当のファミリーみたいだったよ。もっと世界中がこの文化から学べることは沢山あると思う。俺らの人生観が変わったね。マジな話。



5.アルバムは既に作成済みとのことですが、そのアルバムには非常に豪華なメンバーがFeatされていますね驚いたのが日本のハードコアバンドである、NumbのSentaをFeatしていますよね。日本のバンド、そして彼を選んだ理由は何でしょうか?



Numbは日本のHardcoreシーンで常に影響力のあるバンドだと思う。彼らはレジェンドだけど、俺らと同じ考えを持っている部分もあるんだ。俺ら全員が尊敬しているバンドだよ。曲を作るにあたって彼らの影響は大きかったし、だから俺らはSentaをゲストボーカルとして迎え、"Big Brother"って曲に参加してもらうことを決めたんだ。彼は快く承諾してくれたし、曲もヤバい物になったよ。本当に感謝でいっぱいだよ。



6.その他にFeatしているゲスト・ヴォーカルについて教えてください。

"Colder Than Ever"では俺らの親友Tomが歌ってくれてるよ。彼はthe Unfinished Business (Syracuse,NY Hardcore)ってバンドにいて、声が凄く好きだったから是非参加してもらいたかったんだ。
The RealnessではLukeとShaneに参加してもらったよ。彼らはThe Killer (Chicago Hardcore)ってバンドをやっていて、2人共このシーンについて凄く俺らに教えてくれていて、俺らは凄くリスペクトしているよ。彼らがしてきたことや、していることも尊敬しているし、だから俺らのHardcoreへの愛を曲の中でシェアしたかったんだ。
VibeではColin (Twitching Tongues)が参加しているよ。Twitching Tonguesは曲中での感情表現が凄いし、Colinの声は凄く一緒にやってみたいと思わせるんだ。
PariahではStikman (Fury of V)が歌ってるよ。Fury of Vはジャンルって事に関していえば、全てを彼らの音楽に取り込んできたし、NJHCシーンでは絶大な力を持っているよ。
最初俺らだけでやってた時はなんかしっくりこなかったんだけど、この曲はFury of Vに凄く影響を受けているし、Stikmanに参加して欲しかったんだ。CTEで彼を迎えることが出来たのは凄く光栄だし、このレコードの中じゃ俺のお気に入りになったね。
Big Brotherの基礎はほぼ出来てたんだけど、Senta以外に友だちのDaveyにも参加して欲しかったんだ。彼のスタイルはタイトで、政見に関して共感出来る部分も多々あったからレコーディングに参加してもらいたかったんだ。一緒にやりたいと思った人達と出来て凄く感謝しているよ。


7.War Houndの曲はFury Of Fiveだったり、Biohzardや昔のNYHC等の影響を感じさせますが、普段メンバーはそういったバンドをよく聞くのですか?

俺らはみんなその辺は大好きだよ!でも幅広いジャンルの音楽も聞くけどね。Hip Hopも聴くし、AlternativeやPunkも聴くよ。そのあたりはごちゃまぜだね。


8.私自身以前シカゴに行き、地元のバンドを見ましたが非常に良いシーンを持っていると感じました。現在のシカゴハードコアはどうですか?

シカゴのシーンは今かなり良い感じだよ。沢山バンドもいるんだけど、No Zodiac, Bitter Thoughts, No Regrets, Valiant, Southend, Drowning, The Ox King, Black and Blue, Thought Crusadeなんかはまた一緒にやりたいって言ってくれるし、Harms Way, Weekend Nachos, Cyborgもいるし。
とにかく今は良い感じだよ!もし機会があればまた来てくれよ!


9.War HoundのライブではCold As Life,Stout,Fury Of Fiveなど色々なバンドのカバーをしていますがあなたにとってベストハードコアバンドは誰ですか?

どれが一番かは決められないな。でも常に好きなのはCrowbarとRage Against The Machineだね。まぁ、でもどのバンドも間違いないぜ!



 

10.メンバーがその他にやっているバンドやプロジェクトがあれば教えてください。 

NicoはSergとTom (Unfinished Business )となんか始めたみたいだね。詳細はこれからって感じかな。


11.最後にメッセージをお願いします。

決して自分の人生を他人に口出しさせるな。
もし行動に情熱があるのであればだれも邪魔出来ない例え誰かに避難されようとも、感じるままに行動することが正しいし、自分人生は自分で決めるものだ。お互いを認めあっていこう。日本の友達にリスペクト、またこの機会を与えてくれてありがとうDiesk。また会おう!



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